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秘密

第6章 救世主

二「こんにちはー」

「おぉーニノくんじゃんどうたのー」

「あれ?ルナちゃん?」

あ、ばれた?
カズくんの後ろにべったりくっついてたのに

ニ「あのールナと一緒にご飯食べるんでもらいますねー」

「え?????」

カズくんの背中をつつくと
大丈夫とでも言うように後ろに手を回してトントンって

「え、あぁ、いいよ」

ニ「じゃ、いこっか」

「うん」

個室を出ると

「ねぇ、いいのかな?」

ニ「いいんだよ、無理矢理あそこにいる意味もないだろ?」

「う、うん…ありがとうカズくん」

二「どういたしまして」

惚れた
完璧に惚れた

なにこのジェントルマンな感じ

「あ、でも、ご飯大丈夫、カズくん他の人たちときてるんでしょ?」

二「まぁ…」

「さっきは本当にありがとう、じゃあね」

二「うん、また」

カズくんと別れてさっくんが待っている車に乗ると

「早かったですね」

「多過ぎて無理だよぉ」

「そうでしたか」

「でもねカズくんが断ってくれたの」

「二宮様もいらしたんですか?」

「他の人たちとね、来てたみたい」

「それは良かったですね」

よかった、本当に良かった

「ご飯食べに行きましょうか、」

「うん」





ご飯を食べておうちに戻ると
やっぱり静か

さっくんも一日中ルナの相手なんて出来ないから
ほとんどほったらかし

暇だなぁ………

ソファに座ってひたすらぼーっとしてた

気付くともう夕方
窓からの景色がすごくきれいだった

でも立つ気になれなかった

ただ眺めてるだけ

これだけでも心が和んだ






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