テキストサイズ

腹黒ドS王子の愛する人Another

第3章 朔弥 × 元 の場合






ーーーーーーーーーーー.........





「えー?知ってますよ?北浜先輩が西条秋夜と付き合ってるって。」




「はぁっ!?」








あの後三人で飲みにきた席で葵の恋人の話になり、ばれてはいけないのではと必死に隠したのも虚しく、寺石は既に西条さんのことを知っているみたいだ。






「まじかよ.....」


「ええ、一度北浜先輩を送った時にたまたま。」





それがどうしたんですか?と寺石はいつものニコニコ笑顔で問うてくる。






「いや、なんでもなぃ......」






葵との最後の共有する秘密だと思っていたのに、それすらも許してもらえないなんて.......





若干神様というものを恨みながらさっき頼んだ日本酒を飲む。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ