
腹黒ドS王子の愛する人Another
第3章 朔弥 × 元 の場合
俺は平均を地で行く男だと思う。葵や、寺石みたいな派手なタイプとは違い、特に特徴のない地味な顔。目つきなんか普通より悪いと思う。髪型だって、綺麗にセットされた2人と違う切りっぱなし。
程よく鍛えられた寺石や、線の細い葵とはちがう中肉中背。仕事だって、特別できるわけでもない。
どこにモテる要素があるっていうんだ...
「寺石みたいなモテ男には、俺みたいな地味メンの気持ちはわからないな。」
「えー!」
不満そうにジョッキを煽った寺石の頬がわずかに赤く染まっている。
あぁ、かわいい....
「じゃあ今までの恋人はどーですか!?」
「ん、そりゃいたにはいたけど....」
「聞かせてくださいよ!!!」
「えー、面白くとも何ともねーぞ?」
「いいですから!ね??」
程よく鍛えられた寺石や、線の細い葵とはちがう中肉中背。仕事だって、特別できるわけでもない。
どこにモテる要素があるっていうんだ...
「寺石みたいなモテ男には、俺みたいな地味メンの気持ちはわからないな。」
「えー!」
不満そうにジョッキを煽った寺石の頬がわずかに赤く染まっている。
あぁ、かわいい....
「じゃあ今までの恋人はどーですか!?」
「ん、そりゃいたにはいたけど....」
「聞かせてくださいよ!!!」
「えー、面白くとも何ともねーぞ?」
「いいですから!ね??」
