テキストサイズ

たぬきの夜遊び

第4章 危機一髪

昔、おさわりとか、多少のエロいことなら許してくれる夢のようなキャバクラがあった。
今でいうセクキャバとかハプニングバーか。

この店の最大の売りが野球拳。

参加費は500円。ステージに上がり、女のコと真剣勝負。女のコを丸裸にしたら、おっぱい吸ったり、オマンコ触ったり、本番以外ならヤリ放題。交渉次第ではお持ち帰りもあり。

女のコはギブアップもできて、その場合には1万円分の券がもらえる。2セットぐらいの金額だ。
ギブアップすると、多分ペナルティを取られてたんだろうな。

男にも当然ギブアップは認められるが、シラケて終わる。意外にも、男って小心で、全部脱げずにギブアップするヤツが多い。

男が全裸になっても、その勇気を讃えて1万円の券がもらえる。

ボクは負け続け、全裸になった。
ボクのチンボウフリフリダンスに店内は沸いた(笑)

チンボウフリフリダンスが盛り上がったので、なんと2万円の券をもらった。やった~、4セット。

この券を使って店に行きたかったけど、仕事やいろいろ忙しくて1週間ぐらいして行ったら店は閉鎖していた。

同じビルの店の人情報だとその店に警察のガサが入ったらしい。
しかも、ボクが全裸になってチンボウフリフリダンスをした翌日。

やはら、女のコや客が全裸になるのが問題だったらしい。

ひえ~、一歩間違えれば全裸で逮捕されてたよ。
恐ろしい。

それからというもの、この恐ろしさを教訓にヘルスやソープやデリヘルでなければ決して全裸にはなりませんし、ステージで脱ぐような店には行きません。

恐ろしい、恐ろしい。

考えてみると、ボクが全裸になった時も目をギラギラさせてる不審な男がいたような気もする。

ガサ入れ前夜の内偵だったのか。

くわばら、くわばら。本当によかった。

公衆の面前で裸はダメですよ。
これを読んだ、よい子のみんなは気をつけるんだぜ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ