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何人ですか?

第1章 朝日の本音

止まることなく流れる本音

流されることのない現実

絶え間なく聞こえる戯言

そして終わる1日。


今日も始まるんだ。

日付けの感覚も失った心が

小さく霞み揺らいだ。

立ち上がるとふらつくこの体。
心も体も使えなくなったら終わりだ。
朝日を失うと明日はこない。
だけど

皆笑ってるんだ。

嬉しそうに。
楽しそうに。
それが当たり前のように笑うんだ。
汚い笑顔だ。

大きく深呼吸をした。

静かな部屋で感じる
自分の鼓動と息の音。


まだ 生きてる。


朝日は 照らしている。

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