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片思い

第2章 中学生

季節は巡り、お正月を迎えた。三学期はすぐ終わってしまう。先輩たちはすぐに卒業してしまう。


コロンの香りの先輩とは話す機会もない。話題もない。何も伝えないまま終わってしまうのか・・・。


それは淋しすぎる。考えなきゃ・・・。


と思いながらも、日々時間は過ぎていく。



そんなある日、コロンの香りの先輩から話かけられた。


『次の日曜日時間ある?』

『えっ?』ドキドキ・・・


『駅前の喫茶店でお別れ会するからおいでよ。』


『???』


『貸し切りだし、友達誘っておいで。』


『・・・』


『3時集合ね。』


それだけ言って先輩は行ってしまった。


「よっしゃー!」心の中でガッツポーズ!!



すぐさま親友に連絡する私。親友は『良かったね、一緒に行くから。』と・・・。


舞い上がりそうな私に、そう言ってくれた。

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