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素晴らしき世界

第3章 愛したい?愛されたい?

大「もう、泣かないの」

今度は頭を撫でてくれる。

「泣いてないもん……」

大「はいはい。寒いから部屋に入って」

俺の手を握り部屋へと連れていってくれた。

ソファーに座らされると

大「体、冷えてるから
温かい飲み物入れるね」

キッチンに向かおうとした
リーダーの腕を掴んだ。

大「傍にいて欲しいの?」

俺は首を縦に振った。

するとリーダーは俺の横に座り
俺の顔を覗き込み、ギュッと抱きしめた。

大「俺、松潤に怒られちゃった」

「えっ?」

リーダーの顔を見上げようとしたら

大「そのまま聞いて」

俺はまたリーダーの胸に顔を埋めた。

大「何も言わなくても俺の気持ちは
ニノに伝わると思ってた。
一緒にいるだけで俺は幸せだったし
ニノもそう思ってくれてる?」

「うん」

大「でも、俺たちは男同士だし、
『嵐』という同じグループで活動してる。
堂々とデートしたり出来ない分、
キスしたり……色々したいって
気持ちばっかり焦ってた」

「もう、言わなくてもいいよ……」

大「ううん、言わせて。
だから、『抱きたい』っていう
俺のわがまま押し付けた。
ごめん……」

「ねぇ、リーダー。
ひとつ聞いてもいい?」

大「なに?」

「俺の事、愛したい?
それとも俺に愛されたい?」

大「今まで言葉にしなかった分
ニノの事、いっぱい愛したい」

俺は顔を上げてリーダーを見つめた。

「俺はリーダーに……愛されたい」

大「いいの?」

「うん」

大「ありがとう、ニノ」

リーダーの唇が俺の唇に軽く触れ
リップ音が部屋に響いた。

「ニノ、好きだよ……」

今度はゆっくりとリーダーの顔が
近づいてきたので目を閉じた。

優しいキスがどんどん激しくなっていく。

息が苦しくなって口を少し開くと、
リーダーの舌が入ってきて
俺の舌を捕まえて離さない。

長いキスが終わると

大「ねぇ、ベッドいこ?」

「……うん」

するとリーダーは俺をお姫様抱っこして
寝室まで運んでくれた。

ベッドに下ろされ、
リーダーは俺を見下ろす。

また、ゆっくりと顔が近づいてきたので
掌でリーダーの唇を押さえた。

ビックリしているリーダーに
俺は寝室にある時計を見るように指差した。

秒針は12に向かって進み、過ぎていった。

「智、お誕生日おめでとう」

大「ありがとう、和也」

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