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素晴らしき世界

第8章 我が家の可愛いサンタさん

和「しょうにぃ、さとし、おきてー!」

俺と智の間で寝ていた和が
大声を出しながら飛び跳ねる。

「もう、ホコリ舞うから……」

和「サンタさんからプレゼントきたよー」

目を開けると、アンパンマンの
ちっちゃな封筒を4つ、手に持っている。

4人のサンタさんが来たみたい……

「良かったね、サンタさん来てくれて」

和「うん!」

「じゃあ、朝ごはん作るから
和は雅紀と潤を起こしてきてくれる?」

和「はーい」

封筒を持ったまま、
雅紀と潤の部屋へ行った。

朝ごはんの準備を終えた頃、
雅紀と潤と和が部屋から出てきた。

「おはよう。雅紀、潤」

雅潤「おはよう」

「和、智呼んできてくれる?」

和「うん」

走って智を起こしに行った。

暫くしたら和に手を引かれ、
智が起きてきた。

智「おはよー」

雅潤「おはよう」

「遅い、早く食べるよ!」

智「ふぁーい」

ご飯を食べていると和が

和「にぃに、なにがほしい?
なんでもかったげる!」

みんなが回答に困っているので

「ご飯、食べに行きたいな」

和「わかった。かずがおごるー!」

和が笑っているのを見て、
雅紀と潤が微笑む。

俺は、サンタさんにプレゼントを貰った。

そして、智も……

【翔と雅紀と潤と和が
幸せに過ごせますように】

智がサンタさんにお願いしたプレゼント。

ツリーにかけてある智の手紙を見つめる。

智「どうしたの?」

智が俺の隣に来て、一緒にツリーを見つめる。

「他人じゃないよ……」

智「えっ?」

「俺たちの大切な家族だからね、智」

智「ありがとう、翔。
あっ、ちょっと待ってて」

寝室の引き出しから、何かを出している。

急いで戻ってくると、
大きな袋を差し出された。

智「これ、クリスマスプレゼント!」

「えっ?いいの?」

智はにっこりと微笑む。

中身を取り出すと、
真っ赤なサンタクロースの衣装。

でも、ズボンじゃなくてスカート……

「智のバカー!
変態は家族にはいません!」

智に衣装を投げつけた。

雅「どうしたの?」

雅紀と潤が慌てて部屋から出てきた。

床に落ちたサンタの衣装を見て、

潤「あちゃ……そりゃ怒るよ」

和「どうちたの?」

雅「和は見ちゃだめ!」

手で目を隠した。

母さん……

クリスマスに変態の家族が舞い降りました。

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