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声の魔法3

第3章 あなたの温もり

「おはよう」


目を覚ますと聡はすでに起きていたようで、笑顔でのぞみの顔をのぞきこんだ。

「おはよ」


「昨日のことだけど…」

「うん。」

「昨日言ったことに嘘偽りはないから。」

「……」

「不安にさせたことはごめん。忙しくて連絡しなかったことも謝る。ごめん…。めぐみがいなくなると困る。ホントめぐみが好きなんだ。」


聡は思いを吐き出した。



「…私も…ごめん。信じることができなくって。勝手に勘違いして…」


「はぁ…良かった。嫌われたかと思った。」

そう言って聡はめぐみを抱き寄せた。


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