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Sinful thread

第4章 追想



こんな卑怯で、無責任なことをして……
明日起きたら希美は怒るだろうか。

それともまた、泣かせることになるんだろうか。


それならもう、このまま夜が明けなければいいのに……。


隣で眠る希美の細い身体をぎゅっと抱き締める。


朝が来ればまた……、今まで通りの関係に戻る……。


言いようのない幸福感と罪悪感に苛まれながら、俺は希美を腕に抱いたまま、眠りに就いた。


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