
背徳教師
第7章 七時間目
俺は、“背徳”仲間が集まるサイトにアクセスした…
中学…高校と、自分の性癖に不安を抱いていた俺が…「なんだ…変なのは、俺だけじゃない!」と、安堵したネットの世界…
一部の人は、ネットの情報を鵜呑みにするな!
と、懸念するが…
一人で悩まなくてもいい世界がそこにあったのは、俺に取っては、救いだったし、今の教師の未来に繋がっているのだから…感謝したいくらいだ…
サイトには、気の会う知り合いも出来た…プライベートでも何度か会う友人もいる…
一概にダメな世界ではない…
サイトにログインすると…
流石、午前中…人の出入りが少ない…
「やっぱり…早いよな…」
ため息をして、サイトを閉じようとすると…
《入室しました》の文字がスクロールされる…
「暇な奴…いたんだ…」
チャット機能で《入室》した奴と話す…
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《バトム》おはよう
《カメレオン》おはよう!
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俺のハンドルネームは、“バトム”英語で“底”…安易だと思うが…
響きが中二臭くて気に入っている…
“カメレオン”は、リアルでも顔見知りの友人だ…
実は、こいつも教師で…
“背徳”繋がりで知り合って、後から同業者と知ったパターン…
昔から…“教師は変態”と聞くが―――――…あながち嘘では無い気がする…
