背徳教師
第7章 七時間目
ハンドルネーム“カメレオン”
本名 猫塚 次郎(ネコヅカジロウ)
おやじ臭い名前だが…俺と2つしか歳は変わらない…
「よ、底梨!待ったか?」
「いいえ、俺も今来たところです」
俺達は、予約した個室に通され腰を落ち着かせる…
「昼から豪勢な場所を選ぶな…相変わらず、ナルシストでらっしゃる」
猫塚は、俺を冷やかしながら庭園に目を向ける
「たまにはいいじゃないですか?暇な休日が、180°変わって――――…」
それもそうだ…と、猫塚は、出されたお茶に手を伸ばした
料亭の洗練された食事をゆっくり味わいながら、近況を語り合う…
互いの学校の様子や、愚痴に自慢…共通の話題で盛り上がった…