背徳教師
第8章 八時間目
「あ…ありがとう…王寺さん…
でも…告白だけなら、この腕の拘束や監禁は、必要ないのでは?」
時間帯は、放課後の後半をすぎ…
校庭に響く部活中の生徒の声も少なくなってきている…
「///す…スミマセン…
男からの告白なんて―――…
最後まで聞いてもらえないと思って……」
なるほど…苦肉の策って訳か…
しかし、確実に人がいない場所を選択したりとか、縛り上げたりとか…なかなか考えられている…
バカで無鉄砲って訳でもない…
何だか意地らしく思えてきた…
「///…ずっと好きでした…」
男子からの告白は…生まれて初めてだが―――――…
顔も好みだし……
ワンステップ上の“背徳”プレイを実行してみたくなる…
しかも、今流行りだしな…
えっと―――…BL!ボーイズラブ!
俺は、歳的に“ボーイズ”じゃないが…
性別の枠を飛び越える“背徳”の魅力が…
俺を支配している!!