背徳教師
第9章 九時間目
その日の内に…
梓川と一緒に“梓川学習塾”へと向かった…
雲が灰色になり始め…雨でも降ってきそうな空模様になってきた…
「少し肌寒いですが…雨が降るかもしれませんね…」
「――――…はい…」
何とも、大人しい娘だ…
成績は…上位とは言えないが学年12位と、これまた控えめ…
性格も控えめなのか…俺と一緒に歩きながら「はい」「そうですね」の相づちしか聞かない…
名簿には、母子家庭になっていたが―――――…父親がいないからか…
男性との会話に不慣れ?緊張するのだろうか…
この様なタイプの子は…あれこれ話さず…
「///っあ…」
「ん?」
と――――…目があった時だけ微笑むのがベスト…
実際…警戒していた最初とは、随分…雰囲気が変わった気がする
さてと…
たまには、こんな心境を
“背徳”サイトにでも呟いてみるか…
俺は、スマホから…
いつものサイトにアクセスし…
呟いた――――…
“今から、カリスマ塾講師に会いに行く!今後の参考にしたい byバトム”
すると、コメントが入った!!
“それは!楽しみだ!! byビューティーボウル”
““背徳”に繋がる事が有ればご報告します! byバトム”
“期待してますぞ! byカメレオン”
いつものメンバーからだ…
心強い――――――…