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「宇宙にはな、ダイヤとかサファイアがまるで砂のようにたくさんある惑星もあるんだ。パパは一度だけ行ったんだが、その時に持って帰ったんだ。その惑星は数日後に超新星爆発が起きて今はなき惑星なんだけどな。」

他にもホワイトのカーブを描いたソファは座るとふかふかで埋もれるかと思ったし、長方形のテーブルの端についているボタンを押すと、パネルが中から出てきて飲み物や食べ物を好きに選べた。

そして、ロボットのお腹のあたりで調理して提供してくれるのだった。
「絢、外も凄く綺麗よ。」
真希は童心に戻ったように興奮した息遣いで言った。
目の前の巨大スクリーンの方に目をやると、そこには
壮大な宇宙の星々がキラキラ光り輝いていた。
まるでダイヤモンドやサファイアがそこら中に散りばめてあるようだった。

浩史が部屋の灯りを消すと、より一層輝き放ち、正面の巨大スクリーンや両サイドの窓からパノラマのように一望できたので、ぷかぷかと壮大な宇宙を浮いてるような気分になった。