絶対奴隷Emotion
第1章 カミュ様だけの
「…ただいま帰りました、カミュ様」
私は自宅(マンション)の玄関の扉を開け、中に入るなりカミュのクッションに抱きつく。
「今日も疲れました…。でも、今月はいーーーっぱいお給料頂けましたから!明日、一緒にお洋服買いに行きましょう。
うーん、何色がいいんでしょうか。カミュ様はどう思いますか?」
『りるはピンク色が似合っている』
「ほんとですか…!?わぁ…、嬉しい。りる、ピンク色だぁい好きなんです。でも、カミュ様の色はもぉっと好きです。
あっ、わかりました。明日はピンク色とカミュ様色の甘々フリフリなお洋服を買いましょう。カミュ様もきっと、喜んでくれますよね?」
『ああ、早くお前が着飾った姿を見てみたい』
「…えへへ////でも、今も甘々フリフリなお洋服着てますよ?」
なんて、会話、出来たらいいのに。
自分はカミュ様の物、カミュ様だけの物だって、ずっと思って生きてきた。