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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第3章 バンビズ story

★潤Side★




はぁ………可愛いよなぁ…






雅「誰が可愛いって?」

潤「!!!」

雅「バカッ!ハサミ向けんなっ!!」

潤「あっ、ごめん…」



俺と雅紀は同じ美容院で働く
三年目の美容師だ。



雅「どうせまた考えてたんだろ?翔子ちゃんのこと。」





俺たちには共通の趣味がある。

誰にも言えない秘密の趣味。




それは…『女装』。


女装クラブに通い始めた当初から
俺の心を鷲掴みにしたのが
『翔子ちゃん』。
目がクリッとしていて
メイド服がよく似合う
可愛らしい男の娘だ。



雅「確かに可愛いけどさ、潤のソレは、男の娘としての憧れ?
それとも…恋?」


潤「はぁっ?!」

雅「おい!声デカいっ!」


潤「こっ、恋なわけ、ねーだろ…」



当たり前だ。
女装は趣味だが
男が好きなわけじゃない

至ってノーマルだ
俺はノンケだ!!!



雅「でも気になってんだろ?」

潤「…」


確かに雅紀の言うとおりだ
気になってる
非常に気になってる!!


雅「翔子ちゃんの男の姿を見てみたら
気持ち、ハッキリするんじゃね?」


男の姿の翔子ちゃん…

見てみたい。でも、どうやって?

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