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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第3章 バンビズ story

雅「実は俺もさ、気になってる子いるんだよね」

潤「え?マジ?」

雅「フロアの隅っこでさ
一人でゲームしてる子。知らない?」

潤「わかんねーな。女装してる?」

雅「いや、してない」

潤「え?まんま男?
雅紀、男を気になってんの?」

雅「それがさ、すっげー可愛いの。
あれは女装したら智子さん超えの女っぷりだと思うんだよね」



俺たちは作戦を立てた。
先ずは、智子さんから情報収集すること。
その上で、仲良くなること。




翔子ちゃんと初めて言葉を交わしたあの日
俺は満足にお礼も言えなかった

あまりにも可愛くて
見惚れてしまった


あれから一度も会えていない

お礼が言いたい
あわよくば仲良くなりたい

仲良くなって、そのあとは…




雅「潤!潤ってば!」


潤「ふぇ?」


雅「『ふぇ?』じゃないよ。
なにマヌケな声出してんの!
ほら、お客さん!」


潤「あっ、い、いらっしゃいませ!
こちらへどうぞ」



雅紀に声を掛けられるまで
お客さんの存在に気が付かなかった


お客さんをシャンプー台へと誘導し
洗髪の準備をする


早く…早く来い!決戦の金曜日!!

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