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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第3章 バンビズ story

それから
雅紀と2人連れ立って
時々店に行くようになった。


店にはメイクルームとフィッティングルームがあって
無料でメイク道具や衣装貸出なんかもある
最初から女装して来る人もいれば
店で女装する人もいる

前者の方が多いけど
俺と雅紀は後者で。
だから女装癖ではないんだ
『時々女装したくなる病』なのかもしれない。





雅「可能性は3つだ。
その一、男の娘として憧れてるだけ。
その二、潤として翔子ちゃんが好き。
その三、潤子として翔くんが好き。
その四、潤として翔くんが好き。」


潤「4つじゃねーか」

雅「あ。ほんとだ。
まぁ、その三とその四は
男の姿を見てみないことにはわかんないけどさ」


潤「つか、翔子ちゃんて、本名『翔』なの?」

雅「知らないよ。
俺が『雅美』で、潤が『潤子』なんだから
翔子ちゃんは『翔』か、『翔の字』がつく名前なんじゃない?
智子さんは『智』だって言ってたし?」


翔子ちゃんの周りには常に人がいて
楽しそうに飲んだりお喋りしてる
なかなかその輪の中には入っていけなくて
俺はあの日あの後
翔子ちゃんに話しかけたいのに話しかけることが出来なかった


ちょっと勇気出してみようか…

決戦は…今週の金曜日!!

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