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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第4章 櫻葉 story

愛してほしいなんて言ったら
翔の負担になると思ってた

そんなワガママ言ったら
捨てられるんじゃないかって…


愛されなくてもいいと言っておいて
アノ時だけ名前を呼んで欲しいなんて
愛されてる実感が欲しいだなんて
俺、矛盾してた…



二宮「食事が終わったら
私から社長に連絡を入れておきますから
雅紀さんは部屋で待っていてください」

雅紀「翔に…なんて言うんですか…?」



二宮「雅紀さんが、大切なお話があると仰っていると。
そうお伝えします」


雅紀「そう…ですか。」


二宮さんは翔のこと、よくわかってるんだな。
それに比べて、俺は…


二宮「私は社長の第一秘書ですから」


雅紀「えっ?!」

二宮「今、ご自身と私を比べて凹んだでしょう?」


雅紀「ははっ…」

やっぱり二宮さんの洞察力は凄いや。

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