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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第4章 櫻葉 story

★翔Side★



スマホのバイブが震え
見ると、二宮からの着信だった


二宮『もしもし、二宮です』

翔「なんだ」

二宮『先ほど、食事を終えて雅紀さんはお部屋の方に戻られました。
社長に大切なお話があると仰っていましたので、それだけお伝えしようと思いまして』


翔「雅紀が?
そうか。わかった」



大切な話、ね…。



潤「二宮さんから?」

翔「あぁ」


潤「行くの?」

翔「…あぁ。悪いな、潤」


大切な話ってのがなんなのか
大体の想像はつく
お前が何を言おうとしてるのか。

だから俺から言ってやろう
『もう、終わろう』と。
それがせめてもの
雅紀に対する優しさだ

せめてもの
償いだよ、雅紀。



潤「翔くん」

翔「あん?」


潤「素直になんなよ?」



なれたら苦労しねぇーよ…

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