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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第5章 にのあい story

「ニノと何かあった?」

「え?いや、何もないけど…」

「そっか、」


嫌だな、ぎこちない会話
てか、なんで、ニノ?



「なんで?」


「いや…なんとなく?」



翔ちゃんが何を悟ってそう感じたのかはわからないけど
酷い顔でもしてたのかな


メイクの前に冷たい水で顔を洗って
気持ちを引き締めた



楽屋に戻ると入れ替えに三人がメイクに行き
全員が揃ってからスタジオに向かった





「お疲れ様でしたー!」

撮影は順調に進み
翔ちゃんと松潤は次の仕事へ
リーダーは創作活動があるからと早足で帰っていった


「相葉さん、今日はこれで終わりでしょ?」

「そうだね」


いつものように二人でエレベーターに乗った



「…ごめんね。」

「何が?」


「俺よりまーくんの方が気にしてるでしょ、週刊誌のこと」

「翔ちゃんも松潤も大丈夫だからって言ってくれただろ?」

「そーじゃなくて、」



ー チーン ー



二人きりの時だけにしか言わない
ニノの、”まーくん“呼び

エレベーターが開くと
人が乗り込んできて
その会話はそこで途切れてしまった



「相葉さん、今日、車?」

「いや、マネージャー」

「乗ってく?」

「いいの?」


マネージャーに送迎を断って
ニノの車で送ってもらうことにした

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