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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第5章 にのあい story

「お腹空かない?」

「あー、空いたね」

「なんか無いの?
たまにはまーくんの作ったもん食いたいなー」


「生姜焼きくらいかな?」

「じゅーぶんです!」



二人でいるとリスクが高いから
俺だけスーパーに下ろしてもらって
必要なものだけ買って車に乗りこんだ



「久々だね、まーくんち行くの」



そっか、そうだね。
昔はよく一緒に居たのに
忙しくなってからはめっきり少なくなって。
しかも二人きりってのもね。



「うわ、雨だ」

小雨がパラパラ降り出した
どおりで寒いはずで。


「鍋が良かったなー」

「贅沢言うなよ!」

「いやね、いいのよ?生姜焼きでも」

「文句言うなら食わせないからな?」

「文句言ってないし!」


ニノが俺の方を見てふふっ。と笑った


「……た」

「え?」

「なんでもなーい。」


駐車場に着くと
ニノが俺に手を差し出した



「行こ?」



こーゆーとこは
何年経ってもちっとも変わんないね。

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