
アイツまで徒歩5分
第6章 昨日の友は今日の何?!
シャワーを浴びると、歯形にピリッと痛みが走る―――…
「ったく…誰だよ…コレ付けたの!」
石鹸で洗うのも染みそうだ…
「で……このくっきりキスマークが…一関が付けた…やつ?」
鏡でアザを見ると……
陣ヶ岡さんが付けたキスマークは…薄く消えかかっている…
「―――…ったく…ワイシャツで隠れるかな?」
体を綺麗にし…
浴室を出ると―――――…
一関がバスタオルを持って立っていた…
「ん?タオル!サンキュー一関」
「///あっ…あぁ…」
何だよ…変なやつ―――…
「なぁ…結羽って…
あの陣ヶ岡って男と付き合ってるのか?」
「はぁ〜〜〜〜〜〜?」
一関の質問に…呆れた返事しか出てこなかった!
腰にタオルを巻いて…リビングに向かうと――――…
生姜スープのいい香りがする…
