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キミが欲しい。

第2章 stage2〜栗色のキミ〜

昨日は部活を切り上げたあと早々に帰った


『なんなの、なんなの。』
悶々しながら朝の通学路を歩く


いや、あれはたまたまであって、事故であって。


「...なの。」
『いや、だから..』

「ひーなーの‼」
バコっ‼


大きな音を立てながらひなのの後頭部に鞄が当たる


『あっ、健おはよ‼』
「何お前、ブツブツ言ってんだよ。」

周りから見たひなのの姿は相当間抜けだったに違いない

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