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恋空予報

第12章 再会

相葉side




許されるなら。


ニノちゃんと…。


今日の結婚式を見て
確信したんだ。



俺が好きなのは他の誰でもない
ニノちゃんなんだって。


…俺しか幸せにできないよ。

俺を幸せにするのも
ニノちゃんしかいない。



「まさっ、あぁ…だめっ…」

「ニノちゃっ…好き、好きだから…
見捨てたりしないからっ…離れないで…」



本心だった。



もうあんな悲しい思いをしたくなくて、
ニノちゃん以外俺に敵う子はいなくて。


…優しくて、かっこよくて、
ツンツンしてるけどデレるととにかくかわいくて。


いろんな表情を持つニノちゃんに
俺は惹かれていったんだ。



苦くて、けど甘くて、
苦くて、甘くて。


そんな毎日が続いていたんだ。



ニノちゃんしか好きになれなくて、
初恋は叶わないとか思ってて。


あの桜の木があったから
俺とニノちゃんは出会えたんだ。


…松本先輩に感謝です。



「あぁ、も、だめっ…
イっちゃ…ぁ…っ…」



ニノちゃんに早くイって欲しくて
俺は腰の動きを速めた。


体を捩る姿は誰よりも
魅力的だった。



…ね、もっと…欲しい。



12年の空白を埋めるんでしょ?



「…ニノちゃん、俺まだイってないから…」

「ふぇ…?」



ニノちゃんの体を抱き起こして
俺は奥を突いた。



俺たちの行為はお互いの意識が
切れるまで続いた。

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