生命
第2章 太陽と月のお話
昔むかし
世界は真っ暗でした
光がないのです
ですから人々は
友達も恋人も家族の顔さえも
見たことがありませんでした
家に帰ろうとしても
「ここは私の家よ!」
「違う!私のお家!!」
学校でも
「先生!◯◯くんがいません」
「僕はいるよ!いないのは◯◯ちゃん!」
「ひどーい!私もいるわ」
そのうちに人々は
喧嘩をするようになりました。
そして人々は思うのです
ああ光があれば、、
人々は願いました。
どうか光をください
眩しいほどの光を
一日中てらしてくれる光を…
人々の願いから7つの
小さな光が生まれました
暖かい光です。
人々は喜びました
ああ
世界ってこんな色をしていたのね
なんて素晴らしいんだ
その日からというもの
人々は互いに協力しあい
せっせと働くようになりました
7つの光はとても大切にされました
7つの光はとても喜びました
もっともっと
人々を暖かい光で包んであげよう。
光達は休まずに輝き続けました
毎日が、幸せでした。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える