テキストサイズ

小さな恋のストーリー

第2章 イケズな彼氏

その日も、


「ねぇ、祐太、今日は帰る?」


「あ〜、将生達と帰るからムリ」


とアッサリ。


急に腹が立ってきた。


「…じゃ、これからはもう一緒に帰るのやめよ。毎日私から聞くのやんなっちゃった」


プイっと横を向いて、その場から立ち去ろうとした。


すると、グイッと肩を捕まれた。


「何、麻耶、マジになってんの?冗談だよ。さっ、一緒に帰ろ。俺と帰りたかったんだろ?」


と馴れ馴れしく肩を抱いてきた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ