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小さな恋のストーリー

第2章 イケズな彼氏

はあ?何この祐太の余裕。


ムカつく!ムカつくけど、一緒に帰りたい。


結局、祐太の言いなりで、祐太に肩を組まれながら校門を出る。


私は笑ってない。


だってこういうのやだもん。


最初の頃みたいに、祐太から帰ろうって言って欲しいのに。


「麻耶、なんか顔に付いてるぜ」


不意に祐太が私の顔をマジマジと見て言った。


「え?何?ちょ、取って」


私は自分の顔をパタパタ触った。

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