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小さな恋のストーリー

第5章 溺愛

今日はね、前から約束していた人気のパンケーキを食べに来たんだ。


オシャレなテラス席でシュン君は私の右隣に座ってる。


サラサラ髪の毛が風に靡いてちょっとカッコイイ。


「ユミちゃん、寒くない?」


「平気だよ。今日はお天気良いし気持ちイイね」


そう言ったけど、シュン君は、私の右手を取り、握りしめて、体温を確認しているみたいに指先が甲を撫でている。


「うん、寒くないみたいだね」


ほおら、やっぱり。


シュン君は優しく見つめて、ニッコリしてみせるの。


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