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小さな恋のストーリー

第5章 溺愛

その後は注文したパンケーキがくるまで、握った手を離さない。


時々、風で乱れる、私の髪を右手を伸ばし、避けてくれる。


シュン君の視線はずっと私。


私だけしか見えてないみたい。


顔が少しずつ近づき、今にもキスしてきそう。


ドキドキしちゃう。


でも、ここはテラス。


キスはしないけど頭を撫でたり、頬を撫でたり...


シュン君の私への愛情表現は、ペットに近い。


でも、嫌じゃないの。


こうして大好きなシュン君の体温を感じていると、フワフワと飛んでいきそうな心地良さ。


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