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小さな恋のストーリー

第1章 振り回されて

「トオル君!こんばんは」


めっちゃ澄ました笑顔でマキは微笑んだ。


「こんばんは!治って良かった」


僕も吊られて澄ました笑顔で笑ってた。


「トオル君とどうしても行きたかったの」


マキは真っ直ぐ僕を見てそう言ってくれた。


めちゃくちゃ嬉しくてカップラーメンとかどうでもいいと思った。


「僕もマキちゃんに会いたかった」


ちょっと照れ臭いから、窓の方を見てしまったけど...


ちょっと勇気を出して、マキの手を取った。


目の端にいるマキは小さく笑っていた。



end







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