テキストサイズ

Face or Body

第67章 海にかかる虹

湾岸道路から
島の砂浜に降りた…。

『トウコ… あなたに教えた剣道。辛いときも、あなたに女の子らしいしなやかなつよさを与えてくれるはず…。 あなたもいつか、その手で目にみえる大切なものを、1つずつ…少しずつ守っていくのよ!!』
とヒカル。

『母さん…。 私は優しい父さんと、正義感一杯の母さんに育てられて幸せだったよ!!きっといつか、親孝行するからね!!』
とトウコ。

竹刀を二人は構えた…。
一瞬の静寂のあと…………。

二人の俊敏な動きが交錯した!!

二人を
海にかかる虹が包み込むように
青空にかかっていた…………。





――――――――――【完】

ストーリーメニュー

TOPTOPへ