
泣かぬ鼠が身を焦がす
第33章 能ある鷹も身を焦がす(サイドストーリー2)
真っ赤な顔を俯せて、そのまま何も言わなくなってしまった三村様に私の方が焦れてしまい
私は
「何をして欲しいのか、ちゃんと自分の口で言いなさい」
と命令しました
「!! は……、はいっ……」
すると潤ませた瞳で私を見上げた三村様が
「乳首を……苛めて欲しいです……」
と小さな声で仰いました
このような状況でそのように強請られても私としてはなるほど、という感想しか出てこないのですが、何を恥ずかしがっていたのでしょうか
出来るなら早く済ませてしまいたいのに
私は少しの苛立ちと共に要求された三村様の胸の先端を指で少し強めに摘みました
「あ、あぁぁん……っ」
背中をしならせて喘ぎ声を上げる三村様
同じ男なのでどれぐらい痛いかはわかりますが、ご自分で仰ったことなのですから知りませんよ
私は片方だけだった手を両手に増やして、両胸摘んで差し上げます
「うぁ……い、痛い……っ、いたい、です……!! やめ……や……」
そう言われ、私は摘んでいた指を離しました
「そうです。して欲しいことはちゃんと仰ってくださいね」
「は、い……」
やっとわかって頂けましたか
