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泣かぬ鼠が身を焦がす

第33章 能ある鷹も身を焦がす(サイドストーリー2)


もう無理

俺の理性とか
常識とか(そもそも踏んでくれとか言った時点で喪失してたかもしれないけど)
全部吹っ飛んだ

この足に
伊藤さんに

踏まれたい
冷たく睨まれたい
蔑まれたい

虐められたい


俺は掴んでいた伊藤さんの足に自分の反応している股間を擦り付けた


あぁぁぁ、やっぱりだ
想像通り

いや、想像以上か


気持ちいい
気持ちいい


夢中で擦り付けていると、そんな醜い俺を見下ろす伊藤さんの目に気がついた

それで一層俺の興奮度合いは高まる


あぁ、俺の希望通りの冷たい目
蔑んだ顔

次から伊藤さんはこの俺が股間を擦り付けた靴で仕事をしてくれるのかな

それともこんな汚いの使えませんって捨てられちゃうかな
……それもいいな


「あ……っ、あ、イく……っイく、イ……っ、あぁぁぁぁっ、ひ、ん……っ」


余計なことを考えすぎて、俺の絶頂は余りに早くにやってきてしまった

じんわりと温かく濡れた下着とスラックスが気持ち悪い
けど、それがまた気持ちいい


俺はそのまま脚を這い上がり、伊藤さんに奴隷にして欲しいと伝えた


驚いた顔
引いてるのかもしれない


けど俺の募りに募らせた思いの丈を聞いて欲しい、と俺は一生懸命喋る

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