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偽りの向こう側

第20章 みんなの森再び

「えぇ?ミナミちゃんカレシいないってホント?
めっちゃ可愛いのにぃ」
「いないってばぁ!」

無理矢理酔った。

そうでもしないと泣きそうだった。

「俺、ミナミちゃんのカレシに立候補
しよっかなぁ」
「してしてぇ。私もコージくんのカノジョに
立候補するぅ」

表面上は盛り上がっていた。

だからこそ虚しい。

「俺ら相思相愛じゃん。付き合っちゃおっか」
「ぅんッ!付き合っちゃうぅッ!」

にわかのカレシが出来た。

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