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偽りの向こう側

第5章 嵐(ライン開始)

「再婚でもするのか?俺は構わないよ。
母さんまだ若いし」

義母は35歳。

未亡人にしては若すぎる。

「え?ホントに?」
「いいよ。再婚するなら早いにこしたことはない」

義母はクスクスと含み笑いをした。

「そうじゃなくて。私が若いってこと」
「そっちかよ!」

義母と顔を合わせて笑ったことも久し振りだった。

それにしても義母に何があったのだろう。

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