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(旧)短編☆中編小説集

第8章 愛しのシンメトリー

・北山side

薄暗いテントの中で、横になりながら。

俺は独りでカップルを予想していた。

千賀のところへはニカだろ

五関と横尾さんが待機側っていうのがちょっと。

んだけど…

塚ちゃんは確実にトッツー狙い。

宮田がタマのところへ行くのは言うに及ばず。

ってことは、ハッシーは?

藤ヶ谷は、横尾さんの所へ行くんだろうし。

残るは自分の所に来る奴か



北「ええっ、郁人?ないない、アハハハッ」



だが、他にいない。

あいつは、トッツーの所へ行くのかもしれないな。

で、塚ちゃんが蹴飛ばされて。

てことは、なぁーんだ俺の所には誰も来ないじゃん。

結論―



北「だったら気にせず寝るべ クスッ」



数分後、俺は深い眠りの中へと落ちていた。

もぞもぞ―



「北山?もう寝てる、さっすが早っ ハハッ」



んー誰で、人の睡眠を妨げる奴は?



「さて、どうしよっかな」



この声まさか!?んなわけだってあいつは。

思った瞬間、後ろから。

ギュッ―



北「なっ!?」

藤「あれ蹴飛ばさないの」

北「藤ヶ谷!」



振り返ったと同時に。

グイッ、チュッ!



北「んんっ」



待て、まっ、えっ?予想外つうか。

胸、触るな…

よせ乳首つまん、ダメだってばぁー



北「…っ、ハァハァハァ」



呼吸が乱れる自然と口から漏れてく吐息その隙を。

チュプ―



北「はふっ、はっ、んん」



やめろ舌を入れるな、すっ吸いつく、ビクンビクン!

チュクチュク、くちゅっと

咥内を掻き回す藤ヶ谷の舌で俺の脳はトロけるように反応していき。



北「んんっ、んっ…っは」



むくむくっと、自身が勃ち上がって来るのを否応なしに自覚してしまう。





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