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(旧)短編☆中編小説集

第10章 誘惑~からのLOVE②

・北山side

藤ヶ谷の視線が恐い。



二「ミツうぅーもっと飲んでぇ、にゃはは」



ニカが俺に絡めば絡むほど眉間にシワが寄っていき。

眼光は鋭く睨みつけている



宮「タマさん俺達もー」

玉「お前はあまり飲むな」

宮「どーして?」

玉「どーしてでも」

宮「あぁー分かったぁ後で俺と、にゃん…」

玉「バシッ、ドカッ」

宮「うっ」



あれ?どうかした宮田。



玉「ミツは気にしなくてもいいよ」

北「おっ、おう…??」



いま殴られてたような気が

飲み会は、どんどん乱れていき。

すっかりデキ上がっているニカと千賀は、はっちゃけまくり。



二「みちゅーみちゅー」

千「ぎゃははは」



はいはい、あまりくっつかないでくれよ。

ハハッ あとが恐いんだからさ案の定―



北「ちょっとトイレに行って来る」



席を外しドアを開けた次の瞬間。

ドンッ!



北「うわっち、なに!?」



後ろから突き飛ばされ振り向いたら藤ヶ谷の顔がすぐ傍にあり。



北「なっ、ちょっ…と」



無言でグイグイ、個室へと押し込んで行かれ。

ガチャ、閉められた鍵。



北「おまっ」

藤「言いたいこと分かってるよな」

北「えっ?なに…が」

藤「分からないの?お前」

北「ぁ…‥」



だってニカとイチャついている俺を怒るお前の気持ちが分からないし。

そう言ったら…



藤「なら身体で感じさせてやるよ」

北「ちょ、よせって」



ここトイレの中、藤ヶ谷、藤ヶ谷!

有無を言わさず脱がされたズボンとパンツ。



北「やっ…め‥やっ…やだ嫌っ‥やっやっ…やぁー」



パンパンパン鳴り響く肌と肌が合わさった音。



北「あっあっ、んっあっ」



あまり慣らされずに挿れられたから、ソコはひりひりと痛み。



北「痛い、ああっ、痛いってば、あっ、藤ヶ谷!」



どうして、こんな事をするんだよ。

もう嫌だっ…クッ

お前とは笑って過ごしたいのに仲良く微笑みながら。

出来ないの?もう俺達には

涙が頬をつたって落ちる、快感の波に揉まれながら。





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