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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第7章 秘密の場所で思わぬ遭遇

斗真社長は立ち上がると
先程私を起こしてくれたように
手を差しのべてくれた。

私はその手に掴まり立ち上がった。

「内緒の話をしてくれてありがとうございます」

手は握っているまま。

離したくなかった。

「内緒じゃないよ。聞かれたことがなかっただけ」
「そりゃ社長にこんなこと誰も聞けないですよ」

斗真社長の手を離したくない。

「ここだから話したというのもあるかな」
「え?斗真社長もここが秘密の場所なんですか?」
「藤咲さんが入社するずっと前からね」

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