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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第9章 本條斗真の事情①

「社長……先程から表情が緩みっぱなしですよ」
「あぁ……ごめんごめん」

社長室で秘書を前にして
藤咲遥香のことを思い出していた。

「謝らないでください。社長でもそんな顔を
されるのですね」

あの不躾な質問の数々。

それを口にしてしまった後の焦った様子。

そうかと思えばまた質問を投げ掛ける。

表情もコロコロ変わる。

「そんなにニヤけてたか?」
「はい。とっても」
「面白い女の子がいてね」

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