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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第9章 本條斗真の事情①

「社長自ら女性の話をされるなんて……
初めてお聞きしました」

秘書の尾崎は不思議そうな表情を見せた。

尾崎は三年前に外部から秘書として
受け入れた人間だった。

それ以前の俺のことは知らない。

「そうかもな」

俺自身も胡桃を始めとする女の話は
誰にも話していない。

誰も面と向かって聞いてきた人間もいない。

それを藤咲遥香は……

「社長またニヤけていますよ」

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