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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第9章 本條斗真の事情①

「余程気になる御様子ですね」

胡桃のことを考えていた俺は
どのような表情を浮かべていたのだろう。

「またニヤついてたか?」
「いえいえ。今はとても穏やかな表情を
していらっしゃいました」

胡桃とは三年間疎遠状態。

今後は会うことも連絡をとることも
ないだろう。

「尾崎。調べてもらいたいことが……」
「はい。何なりとお申し付けください」
「……いや。やっぱりいいや」

藤咲遥香のことを知りたかった。

しかしそれでは胡桃にしてきたことの
二の舞になってしまう。

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