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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第12章 恋人設定

「一課の仕事は大変だろ」

思い切り話を反らされた。

所詮私なんて大勢いる
部下の一人にしかすぎないのか。

「めっちゃ大変!給料上げて!斗真はいくら
給料もらってるのぉ?」
「俺?15万くらい」
「うっそだぁ!私より少ないし!」

女として意識されていないにしても
こうして一緒に居るだけで心が踊る。

「そういうことだから次は遥香に
奢ってもらうよ」
「えぇッ!部下に奢らせるとか最低!」
「俺ら恋人同士じゃなかったっけ?」

冗談にしても嬉しかった。

このまま時が止まってほしい。

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