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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第13章 大人の童貞との出逢い

「藤咲遥香です。保険加入の御用命は私まで。
なんちゃって!」

名刺を差し出す。

「本條グループ……」

男性は一瞬怪訝そうな表情を
浮かべたかのように見えた。

「御存知でしたか?」
「存じ上げております。業界最大手ですからね。
僕は梶ケ谷秀吉と申します」
「秀吉?豊臣秀吉だ!……歴史詳しくないけど
天下統一をした武将!」
「それです。親父が豊臣秀吉にあやかって
僕に秀吉を命名しました」

梶ケ谷は豊臣秀吉の話を始めた途端に
微笑み饒舌になった。

先程の怪訝そうな表情は
私の思い過ごしか。

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