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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第15章 椎名(佐伯)胡桃の事情

「ま、胡桃が知らなくてもいいことだ」

直也はこれ以上口を割らないといった様子で
ダイニングから出ていってしまった。

真知子は何食わぬ顔で
すましてお茶をたしなんでいた。

勘がいい夫婦だが
隠し事が出来ない夫婦。

私もそれ以上のことは聞かずにいた。

陸翔が起き出すと
それに続いて海翔が
目を擦りながら起きる。

「ホント佳祐くんによく似てるわ」
「正真正銘佳祐と私の子供ですからね」

範子が陸翔と海翔と手を繋ぎ
ダイニングまで連れてきてくれた。

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