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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第16章 椎名佳祐の事情

陸翔と海翔を寝かしつけた後に
胡桃は風呂へ入る。

「お待たせ」

バスタオルだけを身にまとった胡桃が
俺が横になっているダブルベッドの
傍らに座る。

「どうした?そんな格好して。風邪引くぞ」
「えぇ……だって佳祐がエッチしよって……」
「俺そんなこと言ったっけか?」
「もうッ!意地悪!もういいッ!」

胡桃は膨れっ面をすると俺に背を向けた。

「冗談だよ。胡桃ちゃんエッチしようね」
「ゃだ。佳祐とは一生しない。もう決めた」

結婚して子供までいるというのに
胡桃が可愛く愛しくて堪らない。

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