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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第16章 椎名佳祐の事情

「ホントに一生しないの?」

俺は起き上がると背を向けている胡桃を
後ろから抱き締めた。

シャンプーのいい香りがする。

「しないよ。絶対に!」
「ふぅん。そっか。しないのか」

うなじや耳にキスを浴びせる。

「んッ……しないもん」

感じている隙に胡桃の身体をまとった
バスタオルを外した。

「ちょッ!返してよ!」

バスタオルを胡桃が届かない所まで放ると
再び裸の胡桃を抱き締める流れで
両方の乳房を掌で覆った。

「んッ……」
「あれれ?しないんだろ?」

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