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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第20章 水谷文乃の事情①

尾崎が予め用意してくれていた書類内容を
パソコンに入力する。

拓哉のことを頭から消し去るように
夢中でキーボードを叩く。

「そんなに根詰めるな。身体がもたんぞ」

気が付くと本條が私の背後に立っていて
肩に手を乗せた。

ドキッとした。

「大丈夫ですから」

私の肩に乗せられた本條の手から
温もりを感じた。

「じゃ、一緒に休憩しようか。
それなら文句ないだろ?」

本條はどうしてこんなにも
余裕綽々なのだろうか。

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