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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第21章 佐伯胡桃との初対面

「斗真社長のこと……好きなんです」
「そう。で、肝心な斗真は?」
「それが……分からなくて……」

斗真社長とキスをしたこと
そして別の女性とのキスを目撃してしまったこと
全て胡桃に打ち明けた。

「好きすぎてキスで止めてることも
考えられるし嫌いだからやむ無くキスで
濁したとも考えられるね」
「胡桃さんの時はどうでした?」
「そんなん即やりよ」

胡桃は声を立てケラケラと笑った。

しかしその姿ですらいやらしく感じない。

「で、どうして自分で確かめようとしないの?」
「斗真社長のキス現場を目撃しちゃったら
自信無くしちゃって……あ、最初から自信なんて
無いんですけど……」
「動揺しちゃったんだ。斗真は誰とでも
キスをする男だって」
「はい……そんなとこです」

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